分析を元に「魔法少女まどか☆マギカ」を紹介
こんにちは、きままにハムスターです。
今回は「魔法少女まどか☆マギカ」を分析しながら紹介していこうと思います。
※あくまでも個人の見解となりますので、ご了承ください。
魔法少女とは
そもそも魔法少女って何でしょうか。
作中ではインキュベーター(キューベー)より、「魔法少女の慣れの果てを魔女」としています。さらに以下の様にも言っています。
「成熟した魔法使いを魔女と呼ぶのであれば、未成熟な少女の魔女を魔法少女と呼ぶ。」
確かに納得の行く言葉です。
しかながらここには待ったを掛けたい。
であれば数々の夢をぶち壊す事にならないでしょうか。
Wikipediaでは「魔法少女アニメ」として全114のアニメ作品を紹介しています。
認知度の高い作品のみピックアップしていきます。
・おジャ魔女ドレミ
・プリキュアシリーズ
とても有名なコレらの作品全てが、少女の成熟と共に魔女になるという事でしょうか?
という事であれば、彼女たちは一生涯を魔法使いとして過ごす事になります。
悪と戦うセーラームーンやプリキュアの彼女たちに普通の人間としての生活は戻ってこないでしょうか?何となく納得がいきません。
もちろん魔法を失うパターンも多く存在します。
ひみつのアッコちゃんでは、コンパクトを失う事により魔法が使用できなくなります。
魔法使いプリキュアでも世を正すと、平和の対価として魔法を失っています。
発祥不明な不思議な力です、条件を満たせなければ魔法を失う可能性は十分に考えられます。
そもそも魔法には発動条件が多く存在します。
ご存知の通り変身工程を得て魔法が使えるようになる、道具(杖など)を介して魔法を発動する等です。彼女たちの多くが何かを媒体に魔法を発動させていると言う事実です。
であればどうでしょうか。
魔法発動の媒体がなくなれば魔法少女ではなくなるのか?
これは考えにくい仮説です。
何故ならば、媒体はあくまでも媒体だからです。
一つの例をあげます
学校の先生は学校という媒体がなくなると先生ではなくなるのでしょうか?
そんな事はありません、塾の先生にもなり、自身の家庭で息子の先生ともなり得ます。
近所の子供達に教えをとけば、立場は先生となるでしょう。
つまり、彼女達は本質的に魔法少女なのです。
ではコスチュームや杖などの媒体が無いと魔法が使えないのでしょうか?
そんなことはありません。
ハリーポッターの作者、ローリング氏によると、
「杖を持っている魔法使いは多いけれど、それは杖を使ったほうが楽だから。杖なしで魔法を使う魔法使いのほうが優秀だし、洗練されているのよ」
この様に述べています。
つまり、彼女達は媒体を持たずに魔法を使うことは可能であると同時に、本質的に魔法使いである事を証明しています。
であれば本質的に魔法使いの魔法少女は、成熟に伴い魔女になるのは必然と言えるでしょう。
話を「魔法少女まどか☆マギカ」に戻します。
彼女達は運命を変えるために、魔女(ワルプルギスの夜)と戦います。
勝利できると悲惨な運命を回避できるからです。
そうです、彼女達は自分たちの成れの果てが魔女である事を知っています。
魔女にならない為に戦っているのです。
ここで先ほどの検証を思い出してみましょう。
結果が見えてくると思います。
そうです、彼女達は成熟した女性になると魔女になってしまうのです。
運命にあらがい戦い、彼女達は最善と思われる行動をとりますが、
本質的に魔法使いの彼女達には回避不能な事実が「魔女になる」なのです。
それでは、まどかの未来は明るくありません。
そこで私は「成熟した魔法少女」という観点で考えてみる事にしました。
「成熟」とは、
果物や穀物などが熟する事生物の心や体が十分に発達・成長すること。普通は生殖能力を持つこと、特に有性生殖が可能になる時期をもって成熟と見なす。
作中では、ソウルジェムが汚れる事=成熟としています。
しかし万人の前では、成熟の定義が異なります。
そうです、生きていれば「成熟」は必然となるのです。
仮にソウルジェムが汚れる事なく、魔女を倒し続けたとしても「成熟」は訪れるのです。
それでは、次の記事でお会いしましょう。